7月 31
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キューバという国その11
~チェ・ゲバラ~
本当にキューバ人はチェ・ゲバラが大好き。
確かに知れば知るほど魅力的です。
フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルをして、
『20世紀で最も完璧な人間』。
ミュージシャンであり平和活動家でもあった、あのジョン・レノンにも、
『世界で一番格好良い男』
と言わしめた革命家です。
ゲバラは、未熟児で生まれたときから喘息を患い、青年になっても薬と酸素吸入器をいつも手放せない体だった。
卑劣な手を使う輩ではなく、人格者としても有名。
情に厚く、戦場でも20キロもの本を背負って移動するほど勤勉。
実は大学では医師免許を取得し、革命軍にも最初は「軍医」として参加しています。
そして、笑顔も絶やさない人物で、無益な殺人はせず、
キューバからボリビア革命に至るまで、自分の裁量に委ねられる場合は、捕虜のほとんどを殺さず解放しているそうです。
そして更に、私利私欲がなく、
革命成立後も、カストロに次ぐ国内ナンバー2の地位にありながら、長年、愛用のベレー帽と着古した戦闘服を愛用。
自分に対する贈り物は全て施設に寄付し、
いつまでも粗末なアパートに住んでいたそうです。
更にもっと凄いのは、
時間があれば農園に赴いては、農夫たちに混じり共に汗水垂らして働き、工場を回っては労働者たちを激励。
いわば、平等の共産主義思想を純粋に体現した人物でもあったようで、国内外において、絶大な人気者であったようです。